ミュージカル《共生-園》

ミュージカル《共生─園》がソウル国立劇場にて上演決定。

今年1月下旬、韓国文化体育観光部傘下の国立劇場から、
「日韓国交正常化60周年記念事業」として、亡き母・田内千鶴子(尹鶴子)の生涯を描くミュージカルの制作が決定したとの連絡がありました。
私は、国立劇場の企画・脚本・演出の三人の担当者に、70歳・80歳・90歳を超えた共生園の家族たちを紹介しました。
彼らこそ共生園の〝宝〟だからです。

いまや韓国の映画・音楽・ミュージカルは世界に誇る水準にあり、母の物語を安心して託すことができました。
そして今月、宣伝用のチラシが届きました。
以下はそのチラシからの引用です。

〔作品紹介〕
実話をもとにした音楽劇《共生─園》は、「韓国孤児の母」と呼ばれた田内千鶴子(尹鶴子)の人生を、
あたたかく舞台の上に蘇らせる作品です。
児童福祉施設「共生園」を創設した夫・尹致浩が消息を絶った後、
彼女はたった一人で、三千人を超える子どもたちの〝親〟となりました。
「尹鶴子」という名は、夫の姓と自らの名前を韓国式に組み合わせて名乗ったものであり、二つの国を結ぶ象徴的な〝橋〟となりました。
時が流れ、共生園で育った子どもたちが白髪の大人となって、再び向き合う――
国境と時代を超えた献身と愛、そして記憶の力が深い余韻を残します。

共生園の子どもたち、卒園者、元職員、支援者、そして「共生園をミュージカルに」と願ったすべての方々とともに、
この公演を観たいと思います。(詳細は2ページをご参照ください)

社会福祉法人こころの家族   尹基(Tauchi Motoi) 2025年11月1日

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